私たちが普段買うモノには価格がついています。当たり前ですが、価格がついていないとお金を出すことでモノを買うようにするためです。土地も売買するものですから、当然ながら価格が付きます。ただし、その他の資産と異なり、まったく同じものは世の中にはありません。そのため、土地に関してはどう価格をつけてよいか難しい点があります。
といっても、売りたい人も買いたい人も価格が決まらなければ売買が成立しません。そこで土地に関しては様々な目的に応じて、目安となる価格が複数付けられています。実際には一物四価といわれ、目的に応じて一つの土地に公的に算定された価格と実際に売買する価格の4つが付けられているのです。今回はこの一物四価について解説します。