総務省「住宅・土地統計調査」(平成25年)によれば、平成25年における日本の総住宅数は6063万戸。住宅のうち空き家についてみると、空家数は820万戸となり、5年前に比べて63万戸増加しました。
少子高齢化が進み、人口減少社会が現実のものになり、数年後には世帯数も減少すると言われているにもかかわらず総住宅戸数は年間61万戸のペース(平成21年~平成25年)で増え続けています。需要がある場所は供給はこれからも続くことが想定されますので、さらに空き家が増えることが考えられます。
空き家を放置していると様々な問題を起こします。例えば不法投棄によるゴミ屋敷化、老朽化により街並みへ景観の影響、犯罪者が出入りしたり、放火されるなど社会問題が起こり得ます。
所有者にとっては、建物の外壁が崩れ落ちて他人や他人のものに損害を与えてしまい、損害賠償をしなければならない。
空き家の管理をおこなうことは、社会経済対策、防犯対策、所有者責任を考えれば重要なことですね。